INFOMATION

試合観戦から得るもの

2017/4/29

この日は試合観戦希望のスクール生を連れてスクール生の関わる試合を観戦しました。

まずは中学生の試合
相模原市の大会4回戦
相模女子中 vs 谷口中
谷口中にはスクール生だけでなく、直近のfuntimeにはスタメンの3年生が3人参加していて、この試合に賭ける強い気持ちを感じました。
相模女子中にも、これまでスクールにスポット参加してくれてる子や、ミニバスのときから見てる子が入学したりと縁のあるチームです。
結果は115対12と、大差がつきましたが、谷口中の選手たちも最後まで下を向かず、素晴らしいファイティングスピリッツを見せてくれました。
また大勝した相模女子中の生徒たちも、ダレることもなく最後まで毅然としたふるまいで、強いだけじゃない立派な姿勢でした。是非、全国優勝目指して頑張ってほしいです。

場所を移し、次は高校生の試合
綾瀬高校 vs アレセイア高
綾瀬高校は昨年より部活参加体験にご協力いただき、その中で今年スクール生が進学したチーム。
決して有名選手が入学する高校ではないものの、熱血指導の美登里監督のご指導の元、県内でも有数の「よく声を出して頑張る」チーム。
対するアレセイア高は、中高一貫校として、近年中学から非常に力を入れている実力高。
結果はダブルスコア以上の大差でアレセイア高が勝利。しかし、リングを見なければ、コート上はどちらも非常にアグレッシブな攻守の攻防で、そこまでの点差を感じさせないものでした。
高さ、スキル、精度においてアレセイアが少しずつ上回っていました。
それでも試合終了まで、コートもベンチも観客も一体となり試合に臨んでいた姿は賞賛に値します。
観戦に来たスクール生は
「すごい。自分たちとは全然違いますね。ディフェンスあんなに頑張るのとかすごいです。私、綾瀬高校に行きたいです」

勝ったチームはもちろん素晴らしいし強い。もちろんそれだけのメンバーと練習を積み重ねてきている。
しかし目の前で負けたチームに対して、ウチのスクール生が見ていたこと、感じたことは「勝ち負け」だけではなかったようです。
『全力で頑張ること』
言葉ではなかなか伝わらなかったこと、この試合を見て伝わったようです。

誰が上手い
あそこは強い
そんなことはどうでも良いこと。

どうして上手いのか、強いのか、そのためにその人やチームはどんな姿勢でバスケに向き合っているか。
それがわからない限り、ぞろぞろとチームで試合観戦したところで、何の意味もないんです。

伝えるべきを伝えさせる。
これも指導者の大切な役割だとあらためて感じました。

都大会、県大会、関東大会とこれからもスクール生たちに『伝える』ために出来る限り観戦に連れて行こうと思います。

余力を残すなんてカッコ悪い
全力の姿は勝ち負けを超越します。